熊本-台北線が就航 スターラックス航空、10月29日からは毎日運航 熊本空港で記念式典

熊本日日新聞 | 2023年9月1日 18:00

消防車両が放水のアーチで歓迎する、熊本空港に到着したスターラックス航空の熊本-台北線の第1便=1日午後1時ごろ、益城町(上杉勇太)

 台湾の新興航空会社スターラックス航空(台北市)は1日、熊本と台北(桃園国際空港)を結ぶ初の国際定期路線を就航した。熊本空港の国際線の新規開設は、2018年11月以来4年10カ月ぶり。空港関係者らが第1便で来熊した搭乗客を出迎えた。

 益城町の空港旅客ターミナルで記念セレモニーがあり、同社の翟健華最高経営責任者(CEO)は「熊本は観光とビジネスの両方の可能性を秘めており、この路線を非常に重要視している」と述べた。冬ダイヤが始まる10月29日から、現在の週5往復を週7往復の毎日運航に増便することも正式に発表した。

 空港を運営する熊本国際空港の山川秀明社長は「念願の台北線就航を大変うれしく思う。多くの方に利用してもらい、国際貨物の拡大にもつなげて両地域の経済振興に貢献したい」と語った。

 台北からの第1便は午後1時ごろ到着。熊本空港からは同2時過ぎに初便が飛び立った。スターラックス航空によると、機体は定員188人のエアバスA321neo型を使用。この日の搭乗率は台北から到着する第1便がほぼ満席、熊本出発便は8割だった。9~10月の予約率も、平均8割を超えているという。

 熊本-台北線の定期便はチャイナエアライン(中華航空)も18日から月・金曜の週2往復で就航予定。熊本国際空港によると、現在運航している国際定期路線は、新型コロナウイルス禍を経て今年1月に再開した韓国・ソウル線と台北線の2路線となった。(立石真一、田代智也)

記念セレモニーで、スターラックス航空の熊本-台北線就航を祝う関係者たち=1日午前、益城町の熊本空港(上杉勇太)

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