「この夏、旅行に出かけたい」7割 1人当たり予算は1万~3万円 さまざま旅の〝節約術〟も <九州4紙合同アンケート>
九州4紙が合同で実施した「旅」に関するアンケートでは、回答者の7割が今夏「旅行に行きたい」と答えるなど、新型コロナ前への回帰傾向がうかがえた。旅に使う予算は昨年より「高い」と「ほぼ同じ」が同程度。ただ、コメントからは物価高による節約志向も垣間見えた。
4紙とLINEでつながるフォロワーらを対象に6月30日~7月7日に実施し、484人が回答した。
「この夏、旅行に出かけたいと思うか」という質問には71・5%が「思う」と答え、「どちらとも言えない」18・4%、「思わない」10・1%を大きく上回った。「思う」と答えた人に、旅行にかける1人当たりの予算を聞くと「1万~3万円未満」が41・3%で最多。「3万~5万円未満」が続いた。
旅にかける予算が昨年に比べて「高い」と答えた人は47・1%。長崎県のハウステンボスに行きたいという熊本市の主婦(26)は「コロナ対策が軽減され出かけたい気持ち」。熊本市のパート女性(53)も「去年はコロナの事も考えてキャンプにしたが、今年は旅館やホテルに泊まる予定だから」と回答した。ただ、物価の値上がりで「仕方なく高くなる」との答えも目立った。
昨年と「ほぼ同じ」と答えた人も45・1%。一方、昨年より「低い」とした熊本県菊陽町の医療従事者男性(49)は「物価高、かつ給料も上がらず娯楽費の余裕がないから」とした。
アンケートでは、旅の節約術も聞いた。
「旅行サイトでセールを見つける」や「早割で交通費を節約」といった定番のものから、「子どもたちそれぞれに水筒とお菓子を準備しておく。すぐに『喉が渇いた』や『何か食べたい』と言い出すのを紛らわすことができる」(熊本市、公務員女性、39)といった知恵も。「職場には黙って行き、お土産は買わない」(熊本市、パート女性、64)という〝しっかり者〟もいた。
とはいえ、旅は待ちに待ったイベント。熊本市の保育士女性(61)は「旅先では思いっきりお金をつかいます」と答えた。(九州4紙合同取材班)
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