<いま10本=ニュースの今が10本の記事で分かる>南阿蘇鉄道 熊本地震から7年3カ月ぶり全線再開
熊本地震で被災して部分運行が続いていた南阿蘇鉄道(南鉄)が7月15日、全線運行を再開します。熊本県高森町の高森駅と南阿蘇村の立野駅を結ぶ全長17・7キロの鉄路は、被害が大きかった南阿蘇村の中松駅と立野駅間の10・6キロが不通のままでした。被災後、地域の生活の足や観光の目玉を取り戻そうと住民や沿線自治体が一丸となり、国や県の支援も受けて被災から7年3カ月ぶりに全線復旧が実現。新たにJR豊肥線の肥後大津駅(大津町)までの乗り入れも始まります。
南鉄の被災から全線再開までの経緯がよく分かる過去の記事をまとめました。熊日IDに登録してご覧ください。
南阿蘇鉄道、被害甚大 全線復旧1年以上=2016年4月
熊本地震の影響で運転を休止している第三セクター・南阿蘇鉄道が線路や橋梁[きょうりょう]に甚大な被害を受け、全線復旧に1年以上を要することが26日、分かった。復旧費用は30億~50億円と試算しているが、財源確保の見通しは立っていない。
南阿蘇鉄道、全線復旧の方針確認 株主総会=2016年6月
熊本地震で被災し、運休が続く第三セクター南阿蘇鉄道は29日、高森町役場で取締役会と株主総会を開いた。28日に2億円の復旧調査費が閣議決定されたことを受け、全線復旧を目指すことを確認。2期連続の黒字となった2016年3月期決算を承認した。
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