プレミアム会員限定

<いま10本=ニュースの今が10本の記事で分かる>南阿蘇鉄道 熊本地震から7年3カ月ぶり全線再開

熊本日日新聞 2023年7月13日 12:19
全線再開に向けて、不通区間だった南阿蘇村の中松-立野間で新たに架け替えられた第一白川橋梁[きょうりょう]を試運転する南阿蘇鉄道の観光トロッコ列車=2023年5月13日午前、南阿蘇村(上杉勇太)
全線再開に向けて、不通区間だった南阿蘇村の中松-立野間で新たに架け替えられた第一白川橋梁[きょうりょう]を試運転する南阿蘇鉄道の観光トロッコ列車=2023年5月13日午前、南阿蘇村(上杉勇太)

 熊本地震で被災して部分運行が続いていた南阿蘇鉄道(南鉄)が7月15日、全線運行を再開します。熊本県高森町の高森駅と南阿蘇村の立野駅を結ぶ全長17・7キロの鉄路は、被害が大きかった南阿蘇村の中松駅と立野駅間の10・6キロが不通のままでした。被災後、地域の生活の足や観光の目玉を取り戻そうと住民や沿線自治体が一丸となり、国や県の支援も受けて被災から7年3カ月ぶりに全線復旧が実現。新たにJR豊肥線の肥後大津駅(大津町)までの乗り入れも始まります。

 南鉄の被災から全線再開までの経緯がよく分かる過去の記事をまとめました。熊日IDに登録してご覧ください。

熊本地震で発生した土砂崩れに巻き込まれ曲がった南阿蘇鉄道の線路=2016年4月26日、南阿蘇村立野
熊本地震で発生した土砂崩れに巻き込まれ曲がった南阿蘇鉄道の線路=2016年4月26日、南阿蘇村立野

南阿蘇鉄道、被害甚大 全線復旧1年以上=2016年4月

 熊本地震の影響で運転を休止している第三セクター・南阿蘇鉄道が線路や橋梁[きょうりょう]に甚大な被害を受け、全線復旧に1年以上を要することが26日、分かった。復旧費用は30億~50億円と試算しているが、財源確保の見通しは立っていない。

南阿蘇鉄道、被害甚大 全線復旧1年以上

熊本地震からの復旧などについて報告があった南阿蘇鉄道の株主総会=2016年6月29日、高森町
熊本地震からの復旧などについて報告があった南阿蘇鉄道の株主総会=2016年6月29日、高森町

南阿蘇鉄道、全線復旧の方針確認 株主総会=2016年6月

 熊本地震で被災し、運休が続く第三セクター南阿蘇鉄道は29日、高森町役場で取締役会と株主総会を開いた。28日に2億円の復旧調査費が閣議決定されたことを受け、全線復旧を目指すことを確認。2期連続の黒字となった2016年3月期決算を承認した。

南阿蘇鉄道、全線復旧の方針確認 株主総会 地震前は黒字

この記事は「プレミアム会員(熊日定期購読の方)」限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。

残り 1541字(全文 2164字)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本地震