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禁教に適応 恐れる幕府・諸藩 <細川キリシタン群像/稲葉継陽⑤>

熊本日日新聞 2023年5月24日 09:36
「七度は転べるというのが近頃のキリシタンの教えだ。どうにもならない」と記した細川忠利書状の控え。江戸城将軍付の医師に宛てている。家光の耳に入れたかったのだろう(公益財団法人永青文庫所蔵)

 小笠原玄也一家の運命を決めたのは、密告賞金制という禁教政策だった。その政策導入の背景には、教義を変えてでも信仰を続けるキリシタンの動きに大名側が抱いた底知れぬ恐れがあった。  密告賞金制はまず元和4(1618)年、幕府の直轄領でありなが...

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