小笠原玄也 運命大きく変えた密告 <細川キリシタン群像/稲葉継陽④>

熊本日日新聞 2023年4月21日 22:25
小笠原玄也(与三郎)の「転ばざる証文」の写し(熊本大所蔵、松井家文書)。原本は家老の松井家などから忠興側近に渡されたとあるが、現在は所在不明である

 慶長5(1600)年7月の関ケ原前哨戦。石田三成軍に囲まれた細川家大坂屋敷にて、留守居の小笠原少斎は、忠興の妻玉(ガラシャ)を介錯[かいしゃく]し、屋敷に火を放って果てた。小笠原家はもと室町将軍に仕えた名門で、細川家臣として職に殉じた少斎...

残り 2059字(全文 2179字)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース