小笠原玄也 運命大きく変えた密告 <細川キリシタン群像/稲葉継陽④>
![小笠原玄也(与三郎)の「転ばざる証文」の写し(熊本大所蔵、松井家文書)。原本は家老の松井家などから忠興側近に渡されたとあるが、現在は所在不明である](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2023-04/IP230407TAN000079000_01.jpg?itok=tJDJSnoa)
慶長5(1600)年7月の関ケ原前哨戦。石田三成軍に囲まれた細川家大坂屋敷にて、留守居の小笠原少斎は、忠興の妻玉(ガラシャ)を介錯[かいしゃく]し、屋敷に火を放って果てた。小笠原家はもと室町将軍に仕えた名門で、細川家臣として職に殉じた少斎...
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