災害医療、意見交わす 心のケア「異変気付いて」【熊本地震復興再生会議 第2回シンポジウム】

熊本日日新聞 | 2016年12月13日 00:00

「災害医療の実態と被災者の心のケア」をテーマに開かれた熊本地震復興再生会議のシンポジウム=11日、熊本市中央区の熊日本社(池田祐介)

 震災からの復興を有識者や市民と考える「熊本地震復興再生会議」の第2回シンポジウムが11日、熊本市中央区の熊日本社で開かれた。「災害医療の実態と被災者の心のケア」をテーマに、医師や保健師らが被災状況を報告、今後の課題などについて意見を交わした。

 地域復興を目指し、熊日が設置した同会議の連続シンポジウムの第2弾で、肥後医育振興会共催。約200人が参加した。

 第1部の講演では、上益城郡医師会長の永田壮一東熊本病院長は「地域の医療機関連携に課題があった」と語り、情報を共有しながら地域医療体制の構築を進めていることを報告した。県赤十字血液センターの井清司所長は「被災時は全国から医師が駆け付けるが、地域をよく知る地元の医師が大切だ」と強調。阿蘇保健所の川口薫保健予防課主幹(保健師)は、生活不活発病や感染症などの防止を念頭に避難所で活動した経験を話した。

 第2部のパネル討論では、県精神保健福祉センターの矢田部裕介次長、熊本市南区役所保健子ども課の宮崎真利子技術主幹兼主査、白川小(同市)の澤栄美養護教諭の3人が、「被災者の心のケア」をテーマに意見交換。「夜、眠れない児童もいる」(澤さん)、「独りでストレスから回復するのは困難」(宮崎さん)、「周囲が異変に気付き、話を聞いてあげてほしい」(矢田部さん)などと述べた。(鹿本成人)

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