自助、共助の在り方探る【熊本地震復興再生会議 第1回シンポジウム】

熊本日日新聞 | 2016年10月15日 00:00

復興再生会議の第1回シンポジウムで、地震発生直後の自助・共助について意見を交わすパネリストたち=14日、熊本市中央区のホテル熊本テルサ(大倉尚隆)

 震災からの復興を有識者や市民と考える「熊本地震復興再生会議」の第1回シンポジウムが14日、熊本市中央区のホテル熊本テルサで開かれた。「検証・熊本地震」をテーマに、避難所運営に携わった被災者らが災害発生時の自助、共助について意見を交わした。

 地域復興を目指し、熊日が設置した同会議の連続シンポジウムの第1弾。約350人が参加した。

 救急救命士で熊本大特任助教の安部美和さん、日本防災士会県支部長の宮下正一さん、益城中央小の避難所運営に携わった吉村静代さん、熊本学園大で障害者の避難対応に当たった同大大学院生の照谷明日香さんの4人がパネル討論。

 4人は震災時における自助・共助の在り方で意見を交換。「役場職員は本来すべき仕事がある。職員に頼らない避難所運営が大切」(吉村さん)、「まず自分の身を自分で守るのが基本」(宮下さん)、「震災を機に生まれた学生と住民とのつながりを今後の共助に生かしたい」(安部さん)、「精神疾患など見た目では分からない障害者への対応が課題」(照谷さん)と述べた。

 ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長の室崎益輝さんの基調講演もあった。

 同市南区の会社員、中山幸嗣さん(59)は「災害直後の助け合いの大切さをあらためて感じた」と話した。(石本智)

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