
熊本県内アマチュア将棋界の二大タイトルの一つ、第68期肥後名人戦の地区予選が21日、熊本市を皮切りに始まった。4月までに県南、県央、県北、阿蘇、天草、人吉球磨の6地区でも予選を開き、5月にある挑戦者決定戦への出場者を決める。熊日主催。
熊本市予選は同市中央区の熊日本社であり、38人が出場。6パートに分かれてトーナメントを戦った。元肥後名人の下村秀行審判長と津留崎幸一審判が立ち会い、持ち時間各20分、以後30秒秒読みのルールで対局した。
各パートを勝ち上がった田尻朝嗣三段、森崎盛一朗五段、竹田喜一郎三段、佐藤誠四段、原淳一・四段、奥田将広四段の6人が代表に決まった。
挑戦者決定戦は5月16日に熊日本社であり、各地区の代表28人と推薦3人が出場する。坪井祐二肥後名人と挑戦者の3番勝負は6月6、13日に予定されている。(上島諒)
各パートの代表決定戦の結果は次の通り(先が勝者)。
▽A 田尻朝嗣三段-吉田京平四段
▽B 森崎盛一朗五段-中村彰展二段
▽C 竹田喜一郎三段-澤田諄三段
▽D 佐藤誠四段-鈴木健斗三段
▽E 原淳一・四段-山口惠三・四段
▽F 奥田将広四段-大渕龍文四段