人間そっくり！　かかしが四季の行事や営み再現　天草市宮地岳町で「かかしまつり」始まる

熊本日日新聞 | 2023年3月19日 13:25

「宮地岳かかしまつり」でかかしと写真を撮る来場者＝天草市

　熊本県天草市の道の駅「宮地岳かかしの里」周辺で19日、恒例の「かかしまつり」が始まった。人間そっくりのかかしが地域の行事や営みの様子を再現し、訪れた人々を和ませている。5月5日まで。

　まつりは、2009年に地元の高齢者らが生きがいづくりにと作った6体を展示したことが始まり。14年からは宮地岳地区振興会が開いており、今年で10回目。毎年、約2万人が来場する人気イベントになった。会員が作るかかしは今では600体。宮地岳町の人口約470人を超えている。

　今年のテーマは「かかし村の四季」。春の入学式や夏の盆踊り、秋の運動会などの場面を設け、表情豊かなかかしがずらり。家族4人で訪れた本渡南小3年の男子児童は「かかし一体一体の表情に違いがあり、見応えがあって楽しかった」と笑顔で話した。（清水咲彩）

盆踊りを再現するかかし＝天草市
「宮地岳かかしまつり」で入学式を再現するかかし＝天草市

注目コンテンツ

企業・団体　人事情報

2023年度　熊本県教職員異動

2023年度　熊本県職員異動名簿

2023年度　熊本県職員異動名簿

2023年度　熊本県教職員異動

企業・団体　人事情報

熊本のニュース記事一覧

記事一覧

ランキング

連載・企画

いのちの場所　ゆりかご15年

　「ゆりかご」は2022年5月10日で開設から15年を迎えた。赤ちゃんの命を守る〝最後の砦〟として159人の命が託された。母親の匿名性、子どもの「出自を知る権利」。ゆりかごは社会にさまざまな課題を問い続けている。連載では、命の現場をたどり、家族のかたち、支援の在り方を考える。

「もっとよく分かる」TSMC

　半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造（TSMC）の日本で初となる工場の建設が菊陽町で進んでいます。2023年末ごろに製造設備の搬入を始め、24年末までに生産を開始する計画です。TSMCはなぜ熊本を進出先に選んだのでしょうか。TSMCの強さの秘密とともに解説します。

イベント情報