熊本城・長塀の復旧完了 筋交いで補強も  

熊本日日新聞 | 2021年01月30日 08:50

熊本地震からの復旧工事が完了し、報道陣に公開された熊本城の長塀=29日午前、熊本市中央区(小野宏明)
熊本地震からの復旧工事が完了した熊本城の長塀。地震や台風などに備え、ステンレス製の筋交いで補強されている

 熊本地震で被災した熊本城の長塀の復旧工事が終わり、熊本市が29日、報道陣に公開した。城内にある被災した13棟の国重要文化財の復旧第一号となる。

 長塀は高さ2・4メートル、長さ242メートル。市熊本城総合事務所によると、2016年4月の熊本地震で東側から約80メートルにわたって倒壊した。市は、石垣を残して塀を解体した上で、19年2月から回収した木材や屋根瓦を再利用して復旧工事を進めていた。地震や台風などに備え、ステンレス製の筋交いで城内側から補強したという。

 昨年11月に工事用の足場が解体され、長塀通りなどから被災前と同じ美しい姿が見られるようになっていた。残っていた外構整備なども終わり、復旧が完了した。

 網田龍生所長は「被災した国重要文化財は貴重な文化財なので少しずつ丁寧に進めているが、まず一つ修復が終わってうれしい」と話した。

 熊本城の特別公開は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う県独自の緊急事態宣言により、2月7日まで中止される予定。(園田琢磨)

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