河川整備計画策定、球磨川30年後の姿は…  <上流部>遊水地、地域農業と調整 <人吉区間>河道拡幅、宅地の喪失も <中流部>かさ上げ、輪中堤で防御

熊本日日新聞 2022年9月2日 07:02
球磨川(右)の氾濫で集落が被災し、更地が広がる球磨村渡の茶屋地区。付近では治水対策で最大50メートルの引き堤が検討されている=7月2日(後藤仁孝、小型無人機で撮影)

 2020年7月の豪雨で氾濫し、流域に甚大な被害が出た球磨川水系の河川整備計画が、被災から2年を経て策定された。国土交通省と県が、おおむね30年間にわたって進める治水策と川づくりの青写真だ。県南地域に恩恵と災禍をもたらしてきた県内最大の河川...

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