熊本駅前エスカレーター、故障いつまで? 設置から11年…半年以上、利用できず 熊本市「年内には復旧」

熊本日日新聞 | 2022年7月1日 20:54

故障のため昨年11月から利用できなくなっている熊本駅前の陸橋のエスカレーター=熊本市西区

 「JR熊本駅(熊本市西区)向かいのくまもと森都心プラザ図書館をよく利用していますが、駅前の陸橋のエスカレーターが長期間工事中で使えません」。熊日の「SNSこちら編集局」(S編)に、こんな情報が寄せられた。記者も駅から図書館に向かう際、階段を使ってふうふう言った覚えがある。理由を調べてみた。

 6月中旬、現場を訪ねると、白川口駅前広場から森都心プラザに続く陸橋の上りエスカレーター前に「作業中」「故障の為停止中」の張り紙と看板があった。歩行者は張り紙を横目で見ながら、階段や近くのエレベーターで陸橋を渡っていった。

 市西区土木センターによると、陸橋は県が整備し、2011年3月に完成。委託業者が月に1度の定期点検と、年に1度の法定点検を実施しており、昨年8月の法定点検で「近いうちにチェーンの交換が必要」と報告があったという。市は22年度中の工事を検討していたが、報告から3カ月後の昨年11月中旬に故障し、半年以上利用できない状況が続いている。

 故障後の調査で、エスカレーターを動かすステップチェーンの緩みと、利用者がいない時に動きを止めるためのブレーキの摩耗が見つかった。市は昨年12月に応急処置した後の運転再開や、下りエスカレーターを上りとして利用することも検討したが、安全面を考慮して断念したという。

 市は復旧工事が大幅に遅れていることについて「設置から10年以上経過しているため、工事内容の検討や予算の確保などに時間がかかった」と釈明する。

 現在、エスカレーターの整備業者に工事を発注し、今後部品の交換などを進めていく方針で、市は「年内には復旧させたい」としている。(米本充宏)

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