北里柴三郎の功績、動画で発信 小国町がシアターホール建設へ

熊本日日新聞 | 2022年6月30日 10:58

北里柴三郎シアターホールの完成イメージ図(小国町提供)

 熊本県小国町は7月、町出身の細菌学者・北里柴三郎博士の功績を伝える記念館(同町北里)の西側に、動画を中心に情報発信するシアターホールの建設工事に着手する。来年4月のオープンを予定している。

 北里博士は2024年度発行の新千円札の肖像に決まっている。町は今後、記念館に多くの観光客や修学旅行生が訪れると見込み、受け入れ態勢を拡充する。

 北里博士は1853年、北里村(現小国町)に生まれた。熊本医学校(現熊本大医学部)で学んだ後、東京医学校(現東京大医学部)を経て、89年に破傷風菌の純粋培養に成功。94年にはペスト菌を発見した。伝染病研究所(現国立感染症研究所)や北里研究所、慶応大医学部、日本医師会の創設にも携わった。

 ホールは、約2770平方メートルの敷地に鉄骨平屋約480平方メートル。約40人ずつ収容できる上映室を2室備え、町が制作する幼少期やドイツ留学、感染症研究に尽力した功績を伝える動画を上映する。総事業費は4億3770万円。

 町情報課の柴三郎PJT係の北里宏葵さん(32)は「新千円札発行までに町全体で機運を盛り上げていきたい」と話している。7月から町民を対象にホールの愛称を募集する。12月28日まで。同課☎0967(46)2113。(木村馨一)

小国町出身の細菌学者・北里柴三郎(学校法人北里研究所提供)

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