「地熱珈琲」で交流を 小国町の喫茶店経営・山本さん 蒸した豆、味わいスッキリ

熊本日日新聞 | 2022年05月24日 08:53

地中から噴出する蒸気でコーヒー豆を蒸す山本美奈子さん=小国町

 地中から噴出する蒸気を利用した熊本県小国町西里のわいた地区のカフェ「地熱珈琲[コーヒー]」が、観光客の人気を集めている。地熱蒸気を使った喫茶店は全国的にも珍しく、経営する山本美奈子さん(40)は「地域資源を生かして、地元の住民と観光客が交流し、にぎわいを生み出す場所にしたい」と意気込んでいる。

 福岡市出身の山本さんは、2016~18年に小国町の地域おこし協力隊員として、杖立温泉を拠点にカフェイベントを企画。任期を終えた後も町内に住み、地域資源を活用した交流拠点をつくりたいと考えていたという。

 昨年12月にカフェ開店を決め、町の温泉施設「ゆけむり茶屋」近くにある地熱蒸気を使った食品乾燥施設の一角を改装。今年4月末にオープンした。

 店で出すコーヒーは、豆を地熱蒸気で温めた50度ほどのお湯で洗浄。豆に含まれている水分をなくすため、蒸気で30秒ほど蒸す。

 酸味やえぐみが抑えられスッキリとした味わいになるといい、「わいた地区の魅力を、コーヒーと一緒に楽しんでいってほしい」と山本さん。

 営業は、土日の午前10時~午後5時。☎070(8436)3872。(木村馨一)

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