阿蘇の赤米、ビールに 南阿蘇村の会社開発 強い苦味と甘い香り

熊本日日新聞 | 2022年5月30日 08:29

赤米(手前中央)を使ったクラフトビールと阿部牧場のチーズ=阿蘇市

 クラフトビール販売会社「みなみ阿蘇ビール」(熊本県南阿蘇村)は、阿蘇の赤米と水でつくった「阿蘇レッドIPA」を開発した。6月1日から電子商取引(EC)サイトや阿部牧場(阿蘇市)が運営する市の観光施設「ASO MILK FACTORY」(はな阿蘇美)などで先行販売する。同施設では販売に合わせ、ビールに合うチーズも売り出す。

 昨年11月から開発を進め、火の国熊本をイメージした赤色を阿蘇市産の赤米とビーツを使って表現。池山水源(産山村)の水を加え、大量のホップを使うIPA(インディアペールエール)という手法で醸造した。強い苦味とフルーティーな甘い香りが特長。

 先行販売では同施設の売店で、ビールに合う白カビチーズやウオッシュチーズを並べる。6月10日以降は同施設のレストランでも提供を始め、県内の観光施設などに販路を広げる。

 25日、みなみ阿蘇ビールの梶川悟史社長と阿部牧場の阿部寛樹社長が市役所を訪問し、佐藤義興市長に完成を報告した。

 梶川社長は「阿蘇の振興につながるビールをつくりたかった。販売目標は年間10万本」。阿部社長は「牧場で作った堆肥を赤米の生産者に使ってもらい、収穫イベントの参加者を広く募るなど、資源や人が循環する仕組みをつくりたい」と話した。(植山茂)

クラフトビールの完成を佐藤義興市長(右端)に報告した、みなみ阿蘇ビールの梶川悟史社長(中央)と阿部牧場の阿部寛樹社長=阿蘇市

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