球児と撮影、くまモンもOK? ひこにゃん一転〝セーフ〟 高野連に聞いてみた

熊本日日新聞 | 2022年4月8日 19:32

九州学院高の宿舎を訪ね、球児と写真に納まるくまモン。その手には自らの営業で商品化されたソフトキャンデーが…=2012年3月、堺市

 選抜高校野球大会で準優勝した近江高(滋賀県)の選手らが彦根市のゆるキャラ「ひこにゃん」と写った写真が、日本学生野球憲章が禁じる選手の商業的利用に当たるかを巡って起きた議論。日本高校野球連盟は「問題ない」と結論づけたが、同様の問題はくまモンでも起きかねない。過去の新聞にはくまモンと球児が並んだ写真も掲載されており、「SNSこちら編集局」取材班は日本高野連などに見解を聞いた。

 ひこにゃんについては、近江高の地元の彦根市が山田陽翔[はると]主将らと並んだ写真を市の交流サイト(SNS)で使おうとしたが、滋賀県高野連は当初「憲章に抵触する可能性がある」として掲載を控えるよう求めた。ネット上では高野連側を批判する意見が目立ち、日本高野連が一転して使用を認め、県高野連を通じて市に陳謝した。

 熊日のデータベースを検索すると、くまモンと球児が並んだ写真が2枚見つかった。1枚は2012年の選抜大会で、大阪に滞在していた九州学院高ナインの宿舎をくまモンが訪問したスナップ。もう1枚は翌13年の選抜大会で、出場前に蒲島郁夫知事を訪問した済々黌高ナインとのものだ。

蒲島郁夫知事(左)らから激励される済々黌高主将(中央)。くまモンは自身の関連グッズをプレゼントしている=2013年2月、県庁

 日本高野連に聞くと「くまモンであっても報告会でサプライズ登場した際などの記念写真であれば問題ない」と答えた。熊本県は「知事表敬の際にくまモンが同席するのは熊本をPRするくまモンの活動の一環なので、相手が高校球児に限らず商業的利用には当たらない」と明快だ。

 ただ、写真をよく見ると12年はパッケージにくまモンがあしらわれた新商品のソフトキャンデーを球児にそっと差し出している。13年の写真でも自身の関連グッズを手渡している。ん、ソフトキャンデーは商業利用…。「くまもとサプライズPRキャラクター」として誕生したくまモンだけにこの辺もサプライズか?。

 日本高野連に聞くと「過去のことなので何とも言いようがない」と困惑気味。今後、球児と同様のやりとりが可能かについては「その都度検討することになる」とした。(立石真一)

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