熊本の空に「謎の光」 相次ぐ目撃…正体は?

熊本日日新聞 2022年3月30日 20:21
熊本市東区から撮影された東の空に浮かぶ4つの光(中央右)=3月29日午後6時25分ごろ(読者提供)
熊本市東区から撮影された東の空に浮かぶ4つの光(中央右)=3月29日午後6時25分ごろ(読者提供)

 「東の空に不思議な光が見えました」。熊本市東区の女性会社員(47)から、29日午後6時25分ごろに撮影したという動画が「SNSこちら編集局」(S編)に寄せられた。同様の目撃情報はSNSでも投稿が相次いでおり「UFOか!?」と話題になっていた。

 約2分の動画を確認すると、山の上空あたりに白っぽく光る物体が三つ縦に連なり、しばらくして四つに増えたように見えた。移動せずに空にとどまり、しばらくして消えた。

 女性の情報を頼りに、地図で撮影場所から発光体が見えたという健軍神社方向へと追っていくと、先にある山々は山都町方面だ。「陸上自衛隊大矢野原演習場」の文字が目に入った。

 実は「謎の発光体」の目撃情報は2年前にもS編に寄せられていた。今回も陸上自衛隊西部方面総監部(熊本市)に取材すると「動画が撮影された時間には演習場で照明弾の射撃訓練をしていた」と広報室。部隊が向かう先や目標物を照らす夜間の訓練で、年に数回実施しているという。

 「疑問を抱く人もいるので事前に広報してみては」と提案すると、広報室は「協定に基づき県と山都町、御船町には事前に通知しているので、自治体にお問い合わせください」との回答だった。(立石真一)

KUMANICHIPICK

くまにちレコメンド
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース