髪の色申告、下着の色指定廃止 熊本県教委、校則見直し要請へ

熊本日日新聞 | 2021年12月08日 06:18

校則の見直しを求める通知を県立学校に出す考えを示した県教育委員会の定例会=7日、熊本市中央区

 熊本県教育委員会は7日、人権尊重の観点から校則の見直しを県立学校に求める方針を明らかにした。髪の色の申告や下着の色の指定など廃止を求める具体例も示す。今月中に通知し、遅くとも来年4月からの運用を求める。各市町村教委にも同様に見直しを促す。

 県教委は6月、県立の高校と特別支援学校計78校にアンケート。39校が下着などの規定があると答えた。本来の髪の色を申告させるケースがあるとしたのは13校。校則をホームページに公開しているのは1校のみで、46校は職員のみで見直すとした。

 各校にはアンケート結果を踏まえ、人権を尊重した内容・表現の校則であることや、社会通念に照らして合理的と認められる範囲内での校則となるよう要請する。ホームページでの公開や生徒・保護者が関わる年1回の点検も求める。

 学校安全・安心推進課は「生徒らと意見を交わして見直しに取り組んでほしい」と呼び掛けている。

 校則を巡って文部科学省は、児童生徒の実情や社会の常識などに応じて「絶えず見直していかなければならない」との見解を示している。(澤本麻里子)

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