5年ぶり…通潤橋の上から放水見物 山都町、立ち入り可否を判断へ

熊本日日新聞 | 2021年11月29日 18:07

白線が引かれた通潤橋の上から放水を見学する観光客ら=山都町

 熊本地震で破損したことを機に、橋の上からの転落の危険性から見物客の立ち入りが禁止されている山都町の通潤橋で28日、立ち入りに関する実証実験があった。町は参加者の動きを分析して、年内にも立ち入りの可否などを決める方針。

 町と町教育委員会によると、地震で石積みの一部に亀裂が入るなどしたため橋の上の通行を禁止。昨春に補修を終えたが、橋に欄干はなく、かねてから転落の危険性が指摘されていたとして、町と町教委は、立ち入りの可否や、立ち入りを認める場合の条件などを検討している。地震前は自由に立ち入ることができた。

 この日、約200人が参加した実証実験では、幅約6メートルの橋の際からそれぞれ1メートルに白線を引いた。放水が始まると、スマートフォンを手に身を乗り出そうとする観光客らに、配置した警備員が「白線の内側で見学を」と注意を促した。

 一般客が橋の上から放水を見物したのは5年ぶり。山鹿市から訪れた那須由紀さん(45)は「橋の上と下の両方から眺められて、楽しさ2倍でした」と満足そうに話した。(鹿本成人)

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