流水型ダムの環境影響、住民参加で確認 熊本県が仕組み作り

熊本日日新聞 | 2021年11月25日 11:58

ダムに反対する市民団体と面会する県球磨川流域復興局の担当者ら=24日、県庁

 球磨川流域の治水対策として国が進める支流・川辺川での流水型ダムの建設を巡り、熊本県球磨川流域復興局は24日、ダム事業の環境面への影響を住民参加で確認する仕組みを整える方針を明らかにした。

 復興局によると、流水型ダムが「清流を守るダム」として整備が進んでいるどうか、県と流域市町村に加えて、住民も参加して確認する仕組みを整える。時期は未定。国は、環境影響評価(アセスメント)法に基づく調査ではないが、同等とする調査を始めている。復興局は「その調査の状況などを踏まえて取り組む」とした。

 蒲島郁夫知事は昨年7月の球磨川氾濫を受け、「現在の民意は命と環境の両立」として流水型ダムの建設を国に要請。一方、ダム建設による環境への悪影響を懸念する声も根強い。

 この日は、市民団体「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」の中島康代表らが県庁を訪れ、21日の集会で採択した「熊本にダムはいらない」とする宣言文を提出。「ダムができたことで、アユが取れなくなったという話が全国あちこちである。本当に命と清流は守れるのか」と訴えた。(臼杵大介)

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