妊娠・出産の悩み相談2771件 21年度上半期、熊本市の慈恵病院 前年同期より1073件減 

熊本日日新聞 | 2021年10月27日 20:15

「こうのとりのゆりかご」専門部会後、会見する熊本市子ども政策課長(中央)ら=27日、熊本市役所

 今年4~9月に「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する慈恵病院(熊本市西区)に寄せられた妊娠・出産の悩み相談件数は、過去最多だった前年同期から1073件減り、2771件だった。市が27日、ゆりかごの利用状況を検証する市の専門部会(部会長・安部計彦西南学院大教授)で報告した。

 内容は「妊娠・避妊に関する相談」が1870件で最多。次いで「思いがけない妊娠」が346件だった。地域別では、県外からの相談が1767件で、「地域不明」を除いたうちの約94%を占めた。

 慈恵病院への相談はここ数年、年間6000~7000件台で推移。コロナ禍の休校期間中に相談が多かった。同病院は「以前より全国の相談窓口が増え、行政支援も充実したため、相談が分散したのではないか」とみている。

 熊本市が設置する窓口への相談件数は476件で、昨年同期に比べ約2倍となった。市は17年度から、困窮する妊婦らが対象の「産前・産後母子支援事業」を熊本乳児院(中央区)に委託しており、「事業が広く認知され始めた」とした。

 専門部会はウェブ会議システム「Teams(チームズ)」を使い、非公開であった。(清島理紗)

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