熊本2区、無所属新人がリード 衆院選、県内4選挙区の終盤情勢

熊本日日新聞 | 2021年10月27日 07:00

 熊本日日新聞社は23~26日に実施した衆院選の電話世論調査に独自取材を加え、熊本県内4選挙区の終盤情勢を探った。熊本1区は自民党前職が安定した戦いぶり。2区は無所属新人がリードし、自民前職が追う。3区と4区はいずれも自民前職が他候補を大きく引き離している。まだ態度を決めていない有権者が約3割おり、31日の投票日まで情勢は流動的だ。

 1区は自民前職の木原稔氏(52)が自民支持層の多くを固めて有利な戦い。首相補佐官を務めた実績も訴え、集票につなげている。立憲民主党新人の濱田大造氏(51)は立民と共産党の支持層に浸透したが、保守層の支持が弱い。無党派層の支持は濱田氏が木原氏をやや上回る。

 2区は保守分裂の争いに野党共闘候補が絡む。前回敗れた無所属新人の西野太亮氏(43)が自民支持層に食い込み、頭一つ抜け出した。「世代交代」を打ち出し、無党派層の評価も高い。自民前職の野田毅氏(80)は自民と公明党の支持層を固め切れていない。半世紀近い議員歴に基づく「実行力」をアピールし、追い上げに懸命だ。共産新人の橋田芳昭氏(66)は苦しい戦い。

 3区は自民前職の坂本哲志氏(70)が他の2候補を寄せ付けず独走状態。地方創生担当相を務めた1年間の実績も強調して幅広い世代に浸透し、自公支持層を手堅くまとめた。社民党新人の馬場功世氏(70)は立民や共産の支持層を取り込むが広がりを欠く。NHK党新人の本間明子氏(40)は伸び悩んでいる。

 4区は自民前職の金子恭之氏(60)が岸田内閣での初入閣を追い風に大きくリードする。昨年7月豪雨からの復興に尽力したことをアピール。票田の八代地域や出身地の人吉球磨地域などで引き離す。立民前職の矢上雅義氏(61)は政権批判票の受け皿を狙うが、保守層や無党派層からの支持が薄い。(衆院選取材班)

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