八代市の老舗珈琲店でロケ 豪雨被災地が舞台の映画「あの子の夢を水に流して」

熊本日日新聞 | 2021年10月25日 19:45

珈琲店ミックであった映画のロケ。マスター役は中原丈雄さんが演じた=八代市

 昨年7月の豪雨で氾濫した球磨川や、被災した熊本県八代市坂本町などを舞台にした映画「あの子の夢を水に流して」の現地ロケが24日、最終日を迎えた。

 この日は市内の珈琲店ミックで撮影。マスターの出水晃さん(77)が54年前に創業し、八代市出身の遠山昇司監督(37)にとって、脚本を執筆したこともあるなじみの店。「人が集まる温かさがあり、いつか重要なシーンで描きたい」と考えていたという。

 マスター役は人吉市出身の中原丈雄さんが演じた。「出水さんが長年守ってきた店。セットでは出せない温かい雰囲気がある」と中原さん。幼い子を亡くした主人公の女性と、幼なじみたちをカウンターを挟んで見守るシーンを撮影した。

 作品では川の流れに人生を重ね、鎮魂と再生の物語を紡ぐ。球磨川の自然を守る運動にも取り組む出水さんは、「この映画が球磨川に目を向けてもらうきっかけになってほしい」と期待を込めた。(木村彰宏)

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