【立候補者インタビュー/3区】坂本哲志氏(70)=自民前「少子化対策の予算確保を」

熊本日日新聞 | 2021年10月23日 10:00

坂本哲志氏

 -選挙戦で訴えたいことは何ですか。

 「熊本地震や新型コロナウイルス禍で疲弊した地域の活性化だ。企業誘致が進み人口が増える地域と、過疎化が深刻な地域の“二極化”の解消にも努める。過疎地域の耕作放棄地や鳥獣被害を減らし、医療や介護も含めて安心して生活できるようにする」

 -菅義偉前政権では地方創生や少子化対策担当の大臣を務めました。

 「地方創生には、国としてもっと大きな戦略を立てることが必要だ。少子化は財源確保が課題。これからも予算獲得に向けて汗をかきたい」

 -菅政権のコロナ対策には国民から批判が多く出ました。失敗だったのでは。

 「失敗とは思わない。ワクチン接種をはじめ、打った手は間違っておらず、成功の部類に入る。ただ、国民に対するデータやエビデンス(科学的根拠)に基づいた説明が不足していた。その点は改善すべきだ」

 -菅政権は支持率が低迷しました。総裁選はトップの顔を代え、批判をそらす狙いがあったのでは。

 「各候補者が思想信条を述べ合い、政策論議をして岸田文雄新総裁が誕生した。110万人の党員や国会議員が今後の日本の方向性を考えたわけで、単なる首のすげ替えではない」

 -岸田政権は「政治とカネ」の問題に対する説明を十分に果たしていますか。

 「参院選広島選挙区で自民党が河井案里氏の陣営に1億5千万円を投入した問題にはモヤモヤ感があるが、これは党の問題だ。党内でしっかり検証していく自浄作用が必要だろう」

 -野党が訴える消費税減税に対する受け止めは。

 「消費税率を引き下げたら財源が不足し、子育て政策などは成り立たなくなる。ますます弱い立場の人の生活が厳しくなる。引き下げは混乱の極みを招く」

 -熊本地震の復興策は。

 「国道57号やJR豊肥線などさまざまなインフラが復旧し、元の姿以上に戻りつつある。ただ、南阿蘇鉄道は全線開通しておらず、益城町のまちづくりも途上だ。若者を含め、人口が流出した南阿蘇村立野地区など、地域を元の状態に近づけるよう後押しする」

 -3区の基幹産業の観光業や農業は、コロナ禍で打撃を受けています。改善策は。

 「宿泊業や農林業向けに、一定の期限付きで非常に有利な融資制度の創設を目指す。コロナが収束した時点で、阿蘇をテーマにした博覧会のような長期的な集客事業も展開したい。中山間地の農業再生に向けた新たな担い手づくりも欠かせない」(田上一平)

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