荒玉9窯元、巡って応援 コロナ禍で苦境、熊本県も支援 スタンプラリーなど

熊本日日新聞 | 2021年10月22日 13:07

スタンプラリーの応募用紙と窯元めぐりマップ。各窯元や県玉名地域振興局などで入手できる

 新型コロナウイルスの影響で、小代焼をはじめとする熊本県内有数の焼き物の産地、荒尾・玉名地域の窯元が苦境に立たされている。相次ぐイベント中止や外出自粛で失われた販売の機会を取り戻そうと、県玉名地域振興局と玉名・荒尾窯元振興会が22~24日、スタンプラリーや工房見学会などを組み合わせた販促キャンペーン「あらたま窯元めぐり」を初めて開く。

 小岱焼末安窯、小代焼中平窯、小代焼ふもと窯、小代本谷ちひろ窯、木の葉猿窯元、小代焼岱平窯、陶房丸山、小代松風焼野田窯、三池焼の9窯元が参加。振興会長の丸山修さん(68)=陶房丸山=は「コロナ禍で常連客への新作発表も控えてきた。どこも厳しい状況が続いている」。南関町で毎年開催される小代焼最大のイベント「陶器・梅まつり」が2年連続で中止となったことも大きく響いたという。

 応援企画の準備を進めてきた振興局は「窯元は市町をまたいで広域的に点在している。県による積極的な支援が必要」と意義を強調。窯元を地域の重要な観光資源の一つと捉え、「まずは各窯元に足を運ぶ機会づくりを後押ししたい」と狙いを話す。

期間中、荒尾・玉名地域の九つの窯元では、食器や花器など、さまざまな種類の焼き物を展示即売している

 スタンプラリーには2カ所以上の窯元で、それぞれ千円以上の焼き物を購入すると参加できる。一方、写真共有アプリ「インスタグラム」からの応募も可能。計45人に焼き物などが当たるほか、窯元ごとに作陶体験(事前予約制)などのイベントを用意している。

 「窯元の雰囲気や周囲の景色も味わいながら、のんびり回って楽しんでほしい。気軽に訪れる人たちが少しでも増えてくれれば」と丸山さん。「立ち寄りにくい」という窯元のイメージを脱却するきっかけとなることにも期待を寄せる。

 応募用紙や窯元めぐりマップは各窯元や振興局=TEL0968(74)2113=などで入手できる。マップでは窯元で焼いた器で食事ができる飲食店も紹介している。(田中慎太朗)

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