震災伝える〝学者〟ロビン像お目見え 南阿蘇村で除幕式 「ワンピース」キャラ8体目

熊本日日新聞 | 2021年10月09日 20:51

除幕された「ロビン」の銅像と写真に納まる南阿蘇中の生徒たち=9日午前、南阿蘇村

 熊本県が熊本地震の被災地で進める人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」のキャラクター銅像設置で、全9体中8体目となる考古学者「ロビン」の除幕式が9日、南阿蘇村河陽の旧東海大阿蘇キャンパスであった。

 像の設置は被災8市町村で、ワンピースの作者、尾田栄一郎さん(熊本市出身)の協力を得て進んでいる。ロビンは頭脳明晰[めいせき]な女性キャラクターで、像は台座を含めて高さ約170センチ。県が主人公ルフィの仲間8体の設置地を決める際、応募した31市町村の希望が最も多く集まった。

 同大農学部があった旧キャンパスは被災後、実習場が残り、県の「震災ミュージアム」の中核拠点にも位置付けられている。

 除幕式は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため無観客であり、蒲島郁夫知事や東海大の山田清志学長ら約30人が出席。南阿蘇中の吹奏楽部がワンピースのテーマ曲を演奏して会場を盛り上げた。吉良清一村長は「2年後、震災ミュージアムには体験・展示施設が完成し、南阿蘇鉄道も復旧する。ロビンとともに震災の語り部として取り組んでいく」と話した。

 年度内には、最後の像となる戦闘員「ゾロ」が大津町に設置される予定。(植山茂)

花吹雪と同時に除幕された「ロビン」の銅像

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