「こわいな! 恐怖の美術館」展が開幕 熊本市現代美術館

熊本日日新聞 | 2021年09月25日 18:52

「こわいな! 恐怖の美術館」展の会場=熊本市中央区

 恐怖や不安をテーマにした近現代の作品を紹介する「こわいな! 恐怖の美術館」展が25日、熊本市中央区の市現代美術館で開幕した。災害やコロナ禍で日常が激変する中、国内外の多彩な作品を通じて、恐怖や不安など負の感情との向き合い方や発想を転換するヒントを伝える。同館、熊本日日新聞社、熊本朝日放送主催。12月5日まで。

 美術家や文学者ら6組の絵画や立体、映像作品など49点を展示。狭くゆがんだ空間で不安定になる人間をユーモラスに表現した故浜田知明さんの銅版画や、作家いしいしんじさん(京都市)が熊本を舞台にさまざまな土地の記憶を怪談話のようにつづった書き下ろしの「100ものがたり」の原稿などが並ぶ。

 イラストレーターのコーダ・ヨーコさん(合志市)は、熊本地震後に描いた絵を取り込んだ大型インスタレーションを出品。小さな家の中に並べた絵は「余震が続く夜、恐怖心を和らげるため、祈るように描いた」という。鳥の群れの絵や無数の星飾りには、「自然災害も地球の営みの一つ」というメッセージを込めている。

 会期中は関連イベントを複数開催。11月14日は展示作品の一つであるお化け屋敷で、制作した福岡市の演劇集団の公演(12回、事前申し込み後に抽選)がある。同館TEL096(278)7500。(魚住有佳)

記事アクセスランキング

フォローする

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • youtube
  • note