「銀座 桃花源」復活 熊本発の中国四川料理店 東京の常連客が経営引き継ぐ

熊本日日新聞 | 2021年09月25日 17:48

「銀座 桃花源」を25日にオープンする(右から)博品館の伊藤博之社長、金子義久料理長、旧店舗でマネジャーを務めていた澤亜紀子さん。新店舗にはマーボー豆腐をはじめとした料理や店名が引き継がれる=22日、東京・銀座

 3月に惜しまれながら閉店した熊本発の中国四川料理店「銀座 桃花源」が25日、東京・銀座の旧店舗近くに再オープン。常連客だった企業経営者が、熊本ホテルキャッスル(熊本市)から本格中華の味や店名を引き継ぐ。

 同店は1999年、キャッスルが銀座のホテル内にオープン。国内屈指の繁華街で人気を保ったが、新型コロナウイルス禍で売り上げを落とし、3月末に店を閉じた。

 引き継いだのは、月に何度も通っていたファンで、近くの玩具店「博品館」を営む伊藤博之社長(48)。2月、閉店間近との情報に触れ「桃花源の味を東京からなくしてはならない」と決心。自社ビルでの経営継続をキャッスルに相談した。

 「楽しみにしてくれている関東のお客に料理を提供し続けたい」と考えるキャッスルと思いが合致し、登録商標の店名を含む経営譲渡を受けることになった。

 新しい店舗は8階建てビルの5階、レストランフロアの一角で44席。金子義久料理長(49)ら旧店舗で腕を振るっていた料理人4人を採用し、人気のマーボー豆腐など大半のメニューを引き継ぐ。店が軌道に乗るまでは、旧店舗のマネジャーだった澤亜紀子さん(46)に、接客指導のためキャッスルから出張してもらう。

 ビルの地下1階~地上4階は玩具売り場、8階には劇場がある。伊藤社長は「私のような常連客に加え、家族連れなどにも来てもらい、味のとりこになってほしい」と意気込む。(福山聡一郎)

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