揺れる炎、失われた命悼む 水俣病65年 「火のまつり」竹灯籠500本

熊本日日新聞 | 2021年09月20日 10:07

祭壇の前で詩を朗読する実行委員会のメンバー=水俣市

 水俣病で失われた全ての命に祈りをささげる「火のまつり」が18日夜、熊本県水俣市の水俣湾埋め立て地であった。参加者は地域再生への願いを炎に託し、静かに手を合わせた。

 慰霊碑前の祭壇には「里」「山」「海」「患者遺族」を象徴する「もやいの火」を設置。菜種油の廃油を使ったろうそくを入れた竹灯籠500本が辺りを照らした。地元の恋龍太鼓保存会の演奏や合唱団みなまたと水俣高音楽部による合唱、詩の朗読もあった。

 まちづくり団体などでつくる実行委員会(吉永理巳子委員長)が1994年から開催。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加を約60人に絞った。(山本文子)

左奥の慰霊碑周辺には500本の竹灯籠が設置され、辺りをやさしく照らした=水俣市
慰霊碑前の祭壇に手を合わせる参加者=水俣市

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