第39回くらしの工芸展 熊日賞に福吉さん(菊池市)

熊本日日新聞 | 2021年09月18日 08:40

グランプリの熊日賞を受賞した福吉浩一さんの陶磁器「炭化線象嵌鎬陶筥『さざ波』」

 第39回くらしの工芸展2021(県伝統工芸館、熊日主催)の審査が17日、熊本市中央区の熊日本社であり、グランプリの熊日賞に福吉浩一さん(67)=菊池市=の陶芸「炭化線象嵌鎬陶筥[せんぞうがんしのぎとうはこ]『さざ波』」を選んだ。

 受賞作は、直方体型の陶箱の表面を波模様に削り、色の付いた土で線状の象眼を施した作品。「長年磨いた技術が凝縮されている。派手さはないが、渋さとモダンな雰囲気が見事に両立している」と高く評価された。

 準グランプリの県伝統工芸館賞は、長尾浩介さん(66)=福岡市=の染織「草木染め 4連間仕切り」。幾何学的なデザインや染色の加減、涼やかさなどが評価された。

 暮らしに安らぎやぬくもり、楽しさを与える手作り生活工芸品の公募展。県内外のプロ・アマ175人から290点が寄せられ、入賞11点と入選181点を選んだ。審査員は宮崎珠太郎(竹工芸家)、小川哲男(陶芸作家・日本工芸会正会員)、荻野克彦(プロダクトデザイナー)、佐藤能史(染織と生活社編集長)の4氏が務めた。

 入賞・入選作品を展示・抽選販売する作品展は11月2日~7日、熊本市中央区の県伝統工芸館で。初日は午前10時から開会式と表彰式がある。(内海正樹)

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