水俣を知り、視野広げて ジョニー・デップさん会見 映画「MINAMATA」主演

熊本日日新聞 | 2021年09月03日 07:00

映画「MINAMATA-ミナマタ-」で写真家ユージン・スミス役を演じ、作品への思いを語る俳優のジョニー・デップさん=2日、東京都中央区(福山聡一郎)

 熊本県の水俣病を題材にした米国映画「MINAMATA─ミナマタ─」の日本公開を前に、2日夜、製作・主演の俳優ジョニー・デップさん(58)がオンラインで記者会見した。「水俣の人々の経験、尋常でない生き方を知ってほしい。何か影響を受けてもらえれば」と話した。

 映画は、水俣病を世界に伝えた米国の写真家の故ユージン・スミスが1971~74年の水俣滞在中、患者や家族らの生活や補償を巡る闘争を撮影した様子が描かれている。ユージン役を演じたデップさんは水俣病と同様に、世界で環境汚染に苦しむ人たちがいることに触れ、「自分に何ができるか、視野を広げ、想像力を働かせるきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。

 会見にはアンドリュー・レビタス監督(43)も参加し、「困窮した状況にある人々が、水俣の人たちのように声を上げ、立ち上がる一助になれば」と製作の狙いを語った。

 映画は元妻アイリーン・美緒子・スミスさん(71)との共著で1975年に出版された写真集が原案。18日に水俣市で先行上映され、23日から熊本ピカデリー、TOHOシネマズ桜町・はません・宇城・光の森、ユナイテッド・シネマ熊本で公開される。(並松昭光)

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