周東、開幕スタメンへアピール 手術した左膝「痛み出てない」

開幕スタメンへ強い思いを示した。昨季終了後に左膝を手術した周東が24日、宮崎キャンプで全てのメニューを軽快にこなし「100%で動いても痛みは出ていない」と充実の表情で話した。3月4日のオープン戦から実戦に参加する予定で「結果が出せなかったら、また控えに回るだけ」と気合を入れた。
昨季は自己最多の123試合に出場して盗塁王に輝いたが、中堅の定位置は確約されていない。キャンプ中盤まで調整を任され、合流後に外野の一角を狙う笹川ら若手がアピールしている姿に「自分の危機感をあおり立てるような感じがあった」と刺激を受けた。
選手会長を昨季に続いて務める。チームは3月2日の練習試合まで宮崎市で調整を続けるが、一区切りとしてこの日手締めを行い「リーグ連覇と日本一へ、昨年の自分たちを超えられるように戦っていきましょう」と声を張り上げた。
これまで人前で話すことを苦手としていた。小久保監督に「今年は(あいさつが)止まらなかったな」と声をかけられ「成長ですね」と笑みを広げた。まもなく始まる実戦へ気持ちを高めた。