自公維、予算案合意至らず再協議 25年度、文言調整で溝

共同通信 2025年2月21日 11:58
 会談に臨む自民、公明両党と日本維新の会の政調幹部ら=21日午前、国会
 会談に臨む自民、公明両党と日本維新の会の政調幹部ら=21日午前、国会

 自民、公明、日本維新の会の3党政調幹部は21日、国会内で会談した。2025年度予算案の修正を巡り合意文書の取りまとめに向け文言調整を続けたが、溝は埋まらず合意に至らなかった。同日中に再開する方向で調整する。維新は教育無償化に関し、これまでの協議内容を評価し大筋で容認する方向だ。残る論点は社会保険料改革で、医療費総額の年間4兆円削減など具体的数値の明記で溝がある。

 少数与党の自公にとって、予算案を3月中の成立が確実となる3月2日までに衆院通過させるためには、野党の協力が不可欠だ。維新の前原誠司共同代表は20日の記者会見で「教育無償化、社会保険料の引き下げで条件が整えば賛成する」と明言した。

 3党の政調会長は今週に入り、続けざまに会談。20日夜の会談で維新は社会保険料改革について、医療費総額を年間4兆円削減する目標を強調。

 石破茂首相は衆院予算委員会で、無償化の財源について「歳入と歳出両面の措置を徹底的に行い、安定的かつ恒久的な財源を見いだすことは政府の責務だ」と述べた。

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