首相、インフラ老朽化対策を指示 埼玉の県道陥没事故受け国交相に
石破茂首相は20日、中野洋昌国土交通相と官邸で会い、埼玉県八潮市の県道陥没事故を受け、原因究明や生活インフラ全体の老朽化対策を検討するよう指示した。中野氏は事故対応の現状を報告、21日に国交省で再発防止に向けた有識者委員会の初会合を開くと説明した。中野氏が記者団に明らかにした。
中野氏は「埼玉県と連携し、必要な支援をする方針も報告した。スピード感を持ち、しっかり対応したい」と記者団に強調した。
首相は続いて埼玉県の大野元裕知事と面会し、財政と技術面で支援を求める要望書を受け取った。事故原因が下水道管の腐食とみられることを踏まえ「日本各地でインフラの点検が必要だ」と述べた。