雲の上で米国産獺祭いかが 全日空、国際線機内で提供

全日本空輸は19日、国内外で人気のある日本酒「獺祭」を手がける旭酒造(山口県岩国市)が米国で生産している清酒「ダッサイブルー」を、国際線の一部路線のビジネスクラスで3~5月、ファーストクラスで6~8月にそれぞれ提供すると明らかにした。旭酒造によると、旅客機の機内サービスでのダッサイブルー提供は初めて。
ダッサイブルーは2023年に稼働を始めた米東部ニューヨーク州の工場の製品で、全日空は「品質も知名度も高いことなどを総合的に判断して選んだ」と説明する。米国産清酒を味わいたい利用者らに注目されそうだ。
ビジネスクラスは羽田―ニューヨーク線や成田―米ハワイ・ホノルル線などの長・中距離路線(一部除く)で精米歩合35%の商品、ファーストクラスは長距離路線で精米歩合23%の商品を用意。希望した利用者に対し、グラスに入れて振る舞う。
全日空は、日本産の獺祭は機内サービスで提供したことがある。