1月の全国物価、3・2%上昇 1年7カ月ぶりの高い伸び率

共同通信 2025年2月21日 11:13
 東京・霞が関の総務省
 東京・霞が関の総務省

 総務省が21日発表した1月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は109・8で、前年同月比3・2%上昇した。政府の補助金が縮小されたガソリンや灯油の値上がりのほか、コメ価格の上昇が全体を押し上げ、23年6月以来、1年7カ月ぶりの高い伸びとなった。

 伸び率は24年12月(3・0%)から0・2ポイント増え、3カ月連続で拡大した。今回の結果を踏まえ、市場で日銀の早期利上げ観測が高まりそうだ。

 価格変動の大きい生鮮食品を含む総合指数は4・0%上昇と、2年ぶりに4%台となった。生鮮食品とエネルギーを除く総合は2・5%伸びた。

 品不足で昨年夏からの高騰が目立つコメ類は前年同月比70・9%上昇し、比較可能な記録が残る1971年1月以降で最大の上昇幅だった。

 生鮮食品は24年12月の17・3%から21・9%に伸び率が拡大した。生鮮野菜は36・0%の上昇で、生育不良により出荷が減ったキャベツは約3倍となった。昨年の猛暑の影響を受けたミカンは37・0%上昇した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧