自治会など設置の防犯カメラ、熊本市が費用補助へ 1カ所につき上限20万円
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熊本市は地域の防犯力を高めようと、自治会や校区防犯協会が設置する防犯カメラの費用を支援する事業を2025年度に始める。設置1カ所につき20万円を上限に購入費や工事費を補助する。
首都圏を中心に相次いでいる闇バイトが絡んだ強盗事件や、昨年12月に北九州市で起きた中学生殺傷事件などを踏まえた。地域での防犯カメラ設置を促し、犯罪の抑止や事件・事故の早期解決につなげる考え。
計300カ所の設置を見込み、開会中の定例市議会に提出した24年度一般会計補正予算案に事業費6千万円を盛り込んだ。国の地方創生臨時交付金を充てる。議決後、自治会長や校区防犯協会長らに周知し、4月以降、申請手続きの案内文書を送付する。
熊本市はこれまで、市タクシー協会や熊本県警と連携し、ドライブレコーダーが付いた公用車や業務車両を「動く防犯カメラ」として地域の見守りや捜査協力に生かしている。市生活安全課は「防犯カメラの設置推進によって、地域の防犯力強化と住民の安全安心につなげたい」と話す。(松冨浩之)
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