球磨川支流沿い…山江村の岩肌、何かに似てない? 地元で奇石売り出す89歳「これは…」


山江村の男性(89)は、同村万江の万江川沿いでごつごつとした岩肌がゴリラのように見える「ゴリラ岩」を見つけた。渓流から見上げた急斜面にあって容易に近づけないが、男性は「澄んだ万江川の流れとともに観光スポットにならないか」と考えている。
ゴリラ岩は村中心部から車で約30分の「熊の原集落」手前にある。球磨川支流の万江川左岸にそびえ、県道坂本人吉線から眺められる。岩の上部が上向き加減に横を向くゴリラの顔のよう。「大きさは数十メートルあるのではないか」と男性。昨年、村の「100人委員会観光交流部会」で紅葉を見に来た際に見つけた。「夏場は一部が木に覆われるが、冬場は迫力満点」

男性は同部会の部会長で、山田地区にあるカメに似た「亀石」、カエルの「わくず石」、伏せた牛のような「鼻操[はなぐり]石」といった奇石を巡るフットパスコースの整備や維持に携わっている。ゴリラ岩を活用した新しいコースも開発したいという。「近くに万江川の渓流がつくる美しい半蔵渕もある。ゴリラ岩を拠点に山江村の自然を満喫できる場所にしたい」と夢を描く。(東寛明)
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熊本市出身。早回しの歌に乗せた形態模写やデフォルメの効いた顔まねでデビューして45年。声帯模写も身に付けてコンサートや座長公演、ドラマなど活躍の場は限りなく、「五木ロボ」といった唯一無二の芸を世に送り続ける“ものまね界のレジェンド”です。その芸の奥義と半生を「ものまね道」と題して語ります。