米ロ、ウクライナ戦争終結交渉へ 両首脳、「大勢の死防ぐ」一致
![トランプ米大統領(ゲッティ=共同)とロシアのプーチン大統領](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021301000118.-.-.CI0003.jpg)
【ワシントン、モスクワ共同】トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は12日、電話会談し、ロシアとウクライナの戦争終結に向けて米ロが直ちに交渉を始めることで合意した。トランプ氏は「大勢の死を防ぎたいとの考えで一致した」とし、問題解決へ緊密な協力を約束したと自身の交流サイト(SNS)に投稿した。
一方、ヘグセス米国防長官は12日、ブリュッセルでウクライナ支援の関係国会合に初出席し、南部クリミア半島がロシアに併合された2014年以前のウクライナ領土の回復は「非現実的な目標だ」と疑問視。ウクライナが求める北大西洋条約機構(NATO)加盟が「現実的な結果になるとは考えていない」とも指摘した。
トランプ氏はプーチン氏と「互いの国を訪問し合うことで合意した」と明らかにした。1月20日の第2次トランプ政権発足後、米ロ首脳の対話内容が公になったのは初めて。
トランプ氏は続いてウクライナのゼレンスキー大統領とも電話した。ゼレンスキー氏は「ロシアの侵略を阻止し、恒久的な平和を保障するために米国と歩調を合わせる」と表明した。