120万人の下水自粛を解除 埼玉・八潮の陥没、約2週間ぶり
埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は12日正午、県内12市町の約120万人に求めていた下水道の利用自粛を解除した。進めてきた排水工事などの効果で、下水道管内の水位を減らすめどが立ったためだとしている。事故が起きた1月28日の自粛開始から、約2週間ぶりに普段通りの利用ができるようになった。
ただ県は今後、大雨などで管内の水位が上昇する恐れがある場合には、再び利用自粛を求める可能性があるとしている。
県によると、陥没現場から約30メートル下流の下水道管内でトラックの運転席部分を発見。不明の男性運転手(74)が中に取り残されている可能性があるとみている。