命の道照らす竹灯籠、岩手・釜石 東日本大震災、犠牲者に祈り

共同通信 2025年2月11日 19:24
 高台につながる避難階段に並べられた竹灯籠=11日夕、岩手県釜石市
 高台につながる避難階段に並べられた竹灯籠=11日夕、岩手県釜石市

 東日本大震災の津波で大きな被害に遭った岩手県釜石市で11日、避難階段に竹灯籠がともされた。高台へと導く命の道がほのかに照らされると、住民らは犠牲者に思いをはせ、震災の教訓継承を誓った。3月まで土日や祝日に点灯する。

 竹灯籠は地元の子どもらが作り、約60個が海岸近くのキャンプ場から高台につながる避難階段に並べられた。避難経路を示す矢印とともに「あなたもにげて」とメッセージが添えられたものも。地区の町内会長を務める佐々木三男さん(63)は震災を思い返す機会が少なくなったといい「灯籠を見て思い出そうと思う。被災したら、この階段を利用したい」と語った。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧