思いやり予算「増額要求なし」 岩屋外相、日米首脳会談で
![衆院予算委で答弁する岩屋外相=10日午後](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021001001072.-.-.CI0003.jpg)
岩屋毅外相は10日の衆院予算委員会で、石破茂首相とトランプ米大統領の首脳会談の際に、トランプ氏から在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の増額要求は、なかったと説明した。岩屋氏は首脳会談に同行した。
米国の世界保健機関(WHO)脱退や、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」再離脱方針について、首相から言及しなかったことも明らかにした。
国連の女性差別撤廃委員会が、男系男子に皇位継承を限る皇室典範の改正を勧告したことを巡っては「皇室典範に関する記述の削除要求が受け入れられなかったことは大変遺憾だ」と述べた。
政府は対抗措置として、同委員会の事務を担う国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)に支払っている日本の任意拠出金の対象から、同委員会を除外すると伝達している。
福岡資麿厚生労働相は、埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故に関し、休業や事業縮小を余儀なくされた周辺事業者は雇用調整助成金の受給対象になり得るとの認識を示した。