日鉄とトランプ氏、異例の協議へ 数日中、柔軟姿勢に転換か見極め
トランプ米大統領は7日(日本時間8日)の日米首脳会談後の記者会見で、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を巡り、来週に日鉄の首脳と会い詳細を協議すると明らかにした。「買収ではなく、巨額の投資をすることで合意した」と述べた。日鉄側は現行の条件は変更しない考えを示していたが、トランプ氏は具体的な投資の枠組みには言及せず、買収を拒否したバイデン前政権から柔軟な姿勢に転換したのかどうか、慎重に見極める構えだ。
石破茂首相も同様の説明をした上で「日本の技術を加えて良い製品をつくり出す。トランプ氏と強く認識を共有した」と語った。一方、日鉄は8日、取材に「コメントできない」と回答した。トランプ氏の考えを精査するとみられる。
トランプ氏はこれまで、買収に反対の意向を表明。一方で6日、ホワイトハウスでUSスチールのデービッド・ブリット最高経営責任者(CEO)と面会した。米CBSテレビは7日、トランプ氏が買収許可を検討していると報じていた。
日鉄はUSスチールの完全子会社化を目指している。
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