ドイツ最大野党が首位維持 保守、総選挙まで2週間
【ベルリン共同】23日のドイツ総選挙まで9日で2週間となった。政権復帰を目指す最大野党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が支持率で首位を維持。移民政策厳格化に向け、「極右」と称される右派、ドイツのための選択肢(AfD)と協力したことに対する抗議デモが広がる中でも支持率にほぼ影響はない。有権者の関心は選挙後の連立協議に向かっている。
公共放送ARDが6日に公表した世論調査の支持率はCDU・CSUが31%で、AfDが21%。ショルツ首相の中道左派、社会民主党(SPD)は15%、連立与党の環境保護政党、緑の党が14%となっている。
CDU・CSUが第1党となっても過半数に届く見込みはない。連立協議が焦点で、SPDとの大連立や緑の党が加わる3党連立が想定される。世論調査では66%がAfDとの連立は受け入れられないと答えた。CDU・CSUはAfDとの連立は強く否定している。