大谷選手、事件を機に自立 壁を越え変化、仲間との絆

共同通信 2025年2月7日 19:22
 2024年2月、米大リーグ開幕前のキャンプ地で、ロバーツ監督と言葉を交わすドジャース・大谷翔平選手(右端)。左端は元通訳、水原一平被告=グレンデール(共同)
 2024年2月、米大リーグ開幕前のキャンプ地で、ロバーツ監督と言葉を交わすドジャース・大谷翔平選手(右端)。左端は元通訳、水原一平被告=グレンデール(共同)

 米大リーグのキャンプインを目前に控え、ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告の事件は節目を迎えた。前代未聞の騒動から約1年。二人三脚で歩んだ元相棒による裏切り行為を機に、大谷選手はチーム内で「自立」していった。

 昨季開幕前。ロバーツ監督は移籍1年目の大谷選手との間に水原被告がワンクッション入ることで、やや壁を感じていたという。開幕2戦目を前に水原被告が解雇された後、変化を感じ取った。「翔平はチームメートとより積極的に関わっている。チーム内の関係性がいい方に促進される」。言葉通り、専属通訳の不在は選手間交流で徐々にプラスの側面をもたらした。

 心に傷を負った直後の大谷選手は、開幕から8試合連続で本塁打なしと苦しんだ。だが周囲に支えられて次第に本領を発揮。計12本塁打の6月からアーチを量産し、9月に前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成した。

 チームに関わる意識も変わった。特に昨季終盤は好機で三振に倒れても、ベンチ内で声を張り上げて味方打者を応援した。

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