食費の支出割合43年ぶり高水準 24年エンゲル係数、物価高影響
総務省が7日発表した2024年の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの月平均消費支出は30万243円で、物価変動の影響を除く実質で前年比1・1%減となった。物価高が響き、マイナスは2年連続。24年の家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は28・3%。1981年以来、43年ぶりの高水準となった。
消費支出は食品価格の高騰を受け、食料費などを切り詰める動きが目立った。光熱費の節約やメーカーの認証不正問題に伴う自動車購入の減少も響いた。
内訳では、価格高騰が目立つキャベツなどの野菜や果物といった「食料」が0・4%減。旅行など「教養娯楽」は3・6%減だった。
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