青森のドラム缶遺体で12年求刑 「主犯」の男、無罪主張
2022年に青森県弘前市でコンクリート詰めのドラム缶から男性=当時(26)=の遺体が見つかった事件で、男性への傷害致死罪に問われた内装業勝田茂被告(54)=愛知県小牧市=の裁判員裁判論告求刑公判が6日、名古屋地裁(蛯原意裁判長)で開かれ、検察側は「集団リンチを主導した主犯」として懲役12年を求刑した。弁護側は無罪を主張して結審した。判決は2月14日。
検察側は論告で、被告が男性に日常的に虐待を続け、犯行当日は無抵抗の男性に「集団による執拗かつ強度な暴行を加えており悪質」と指摘。犯行後も、徹底した証拠隠滅を主導したと述べた。