貿易戦争「不要で愚か」 欧州首脳、米関税に警戒
【ブリュッセル共同】トランプ米大統領が中国やメキシコ、カナダからの輸入品に関税を課す方針を示したことに関連し、トランプ氏が矛先を向ける欧州連合(EU)の加盟国首脳や高官は3日、貿易摩擦の激化に警戒感を示した。
EU議長国を務めるポーランドのトゥスク首相は「不要で愚かな貿易戦争を避けるために、私たちはあらゆることをしなければならない」と述べ、米国と対話する重要性を訴えた。非公式首脳会合への出席のために訪れたブリュッセルで、記者団の取材に応じた。
EUの外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は「貿易戦争に勝者はいない」と強調した。