親ロシア派地域の電力不足支援 モルドバ、EUが資金協力
【モスクワ共同】旧ソ連構成国モルドバのガス会社は1日、1月1日からウクライナ経由の欧州向けロシア産ガスの輸送が停止し電力不足に陥っているモルドバ東部の親ロシア派地域「沿ドニエストル共和国」にガス輸送を始めた。欧州連合(EU)の資金支援で電力不足がいったん解消される見通しとなった。ロイター通信などが報じた。
沿ドニエストル共和国は人口約35万人で、モルドバ政府の支配が及ばない。EUは1月下旬までにモルドバへの3千万ユーロ(約50億円)の資金協力に合意し、うち2千万ユーロが沿ドニエストル共和国の10日間分のガス購入資金に充てられる。
沿ドニエストル共和国の発電所では、ロシア産ガスの輸送停止に伴い、燃料を石炭に切り替えたが、石炭の備蓄は1月下旬から2月中旬に払底すると見込まれていた。
沿ドニエストル共和国トップのクラスノセルスキー氏は1日、EUのフォンデアライエン欧州委員長に謝意を表明。ガスや電気、暖房の提供を徐々に再開するとした。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「国際」記事一覧-
カナダからの輸入品「必要ない」 関税巡りトランプ大統領
共同通信 -
ロシア極東の副知事が戦死 ウクライナ侵攻作戦で
共同通信 -
シャラア氏、サウジ訪問 シリア暫定大統領、初外遊
共同通信 -
コンゴ「戦闘員が兄殺害」 武装勢力掌握の東部都市
共同通信 -
トランプ圧力、カナダ内政が混乱 関税発動、メキシコの弱点突く
共同通信 -
対中国で中米と関係強化に意欲 ルビオ国務長官、パナマ訪問
共同通信 -
ガザの傷病者らエジプトに到着 76人、ラファ検問所の再開初日
共同通信 -
米小型機墜落で7人死亡 搭乗者6人と地上の1人
共同通信 -
ウクライナの大統領選要望 トランプ政権、報道
共同通信 -
衝突2分前、ヘリに接近を警告 回避行動せず、米紙報道
共同通信