米、女性兵の中絶旅費負担を撤回 国防総省、権利後退を懸念

共同通信 2025年2月1日 10:32

 【ワシントン共同】米国防総省は1月29日、人工妊娠中絶が規制されている州の米軍基地などに配属された女性兵が、他州で中絶手術を受ける際の旅費を負担するバイデン前政権の施策を撤回すると通達した。中絶の権利後退を懸念する声が出ている。

 民主党のバイデン前政権は中絶の憲法上の権利を否定した2022年の最高裁判断後、保守的な州で中絶を厳しく規制する州法が相次いで成立したことを受け、中絶のために移動が必要な米兵の旅費負担を導入した。

 共和党のトランプ大統領は1月24日、バイデン前政権が強化した中絶の権利擁護策を覆す大統領令に署名。国防総省は大統領令に基づき、通達を出したとしている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧